土について -良い土とは-
土は植物にとってのお家
土は植物にとって『お家』のようなもの。 よりよい環境にすることで、植物は健康に育ちます。 植物によって最適な土は異なります。 土の基本についてご紹介します。
根」の働き
植物がよく育つために重要となる器官が「根」です。 土の中の水分や養分、酸素を運ぶ器官です。 その根が快適である土が“良い土”と言われます。
良い土=団粒構造(だんりゅうこうぞう)
根が養分、水分、酸素を吸収するためには、土の中に適度な隙間が必要です。 隙間があることで、空気が通り抜け、根は酸素をキャッチ呼吸ができます。 隙間があることで、水はけがよくなるので、古い水が溜まることなく、湿りっぱなしにならないので根が腐れることはありません。 さらに、隙間があることで適度な肥料や水が蓄えられ、根は養分を吸収することが出来ます。
良い土の5条件
通気性:植物の根は、水だけでなく酸素も必要としているため、新鮮な空気を保つ土。 排水性・保水性:根腐れを防ぐ、水はけの良いもの。かつ、すぐ乾いてしまわないような適度な保水性。 保肥性:肥料を保持する能力が高いほど、植物は安定して生長し、肥料の与えすぎから根を守ります。 弱酸性:弱酸性の土は、土の中の微生物の働きを活発にし生育を良好にします。 有機物を含む:腐葉土を含む土。微生物がよく働き、土質を改良します。
●良い土のチェック方法
土を強く握ります、良い土は軽く押すとほろほろと崩れます。 軽く押してもくずれない土は水はけが悪いです。 握っても固まらない土は保水力・保肥力がありません。
植物を育てるなら『団粒構造』!
団粒構造の土にするためには土づくりが肝心です。 畑や庭、花壇で「土づくり」に励みたいという方は次のコラムを→ 土づくりめんどくさい…という方は、「培養土」利用→